積立投資を途中でやめたらどうなる?シミュレーションで解説

「積立投資って長く続けたほうがいいのはわかってるけど、もし途中でやめたらどうなるんだろう?」という疑問を持つ方は少なくありません。結婚や出産、転職などで家計が変化すれば、投資額を減らしたり、やめざるを得ない場合もあります。この記事では、積立投資を途中でやめた場合の資産推移をシミュレーションし、その影響と対策を解説します。

ためお
ためお

結論、積立はやめちゃダメです!生活が圧迫されてる場合は致し方ないですが、積み立てても意味がないかもって考えなら絶対やめちゃダメです!

積立投資を途中でやめると起こること

  • 複利効果が弱まる — 長く運用するほど「利益が利益を生む」複利効果が大きくなりますが、途中でやめるとその恩恵が減少します。
  • 元本が増えない — 積立を止めると追加の投資額がなくなり、運用資金が増えなくなります。
  • 市場回復の恩恵を逃す可能性 — 一時的な暴落後に再び上昇した局面で、追加投資がないと大きなリターンを得られません。

シミュレーション条件

以下の条件で3パターンを比較します。

条件内容
毎月積立額3万円
年利5%(複利)
投資期間最大20年間
比較パターンA:20年間積立継続
B:10年で積立停止→そのまま運用
C:5年で積立停止→そのまま運用

シミュレーション結果

パターン最終元本最終資産額運用益
A:20年積立継続720万円約1,236万円約516万円
B:10年で停止360万円約586万円約226万円
C:5年で停止180万円約230万円約50万円

※あくまで年利5%で一定運用した場合の概算です。

「ジャックとジル」の逸話から学べること

米国でよく使われる例え話に「ジャックとジル」の逸話があります。ジャックは20歳から30歳までの10年間だけ毎月投資を行い、その後は一切追加投資せずに運用だけを継続しました。一方ジルは30歳から60歳までの30年間、毎月同じ金額を積み立て続けました。

驚くことに、60歳時点での資産額はジャックのほうがジルより多くなりました。これは早く始めたほうが複利効果をより長く享受できるためです。この逸話は「早く始め、長く運用することの重要性」を端的に示しています。

分析とポイント

  • 20年継続と10年停止では約650万円の差が出ています。
  • 積立をやめても「運用は継続」すれば資産は増えますが、追加の元本がないため伸び方は緩やかになります。
  • 市場が上昇している期間に積立をやめると、リターンの機会損失が大きくなります。
  • ジャックとジルの逸話のように、開始時期が早いほど有利なのはデータでも裏付けられます。
ためお
ためお

株価が世界的に上昇しているから積立を止めるというのもナンセンスです。確かに、最高値を更新するくらいの時期であれば、「暴落を待ってそこで積み立てた方がいい」と考える気持ちもわかります。

ためお
ためお

ですが、過去もそんな感じで最高値を更新し続けてきているんです。値動きが読めないから積立投資をしているんです。素人の根拠のない想像でルールを曲げないほうがリターンは高くなります。(自戒を込めて・・・)

積立をやめざるを得ないときの対策

  1. 積立額を減らす — ゼロにせず、少額でも継続する。
  2. 一時停止期間を決める — 「半年だけ停止」など再開のタイミングを事前に決めておく。
  3. 生活防衛資金を確保してから再開 — 無理のない範囲で投資額を戻す。

まとめ

積立投資は「時間」を味方につけることで大きな成果を上げます。途中でやめると複利効果や市場回復の恩恵が減ってしまいますが、完全にやめるよりも少額でも続ける方が将来の資産形成に有利です。ジャックとジルの逸話が示すように、早く始めて長く運用することが何よりも重要です。やむを得ず積立を中断する場合でも、運用は続けつつ再開の計画を立てることが成功のカギです。

ためお
ためお

投資を途中で辞めてしまうと、資産形成に影響があるとはいえ、継続できないならそもそも始めなくていいか?というとそういうわけではない。という意味で、ジャックとジルの逸話にも触れました。

ためお
ためお

資産が増えてくると、毎月の積立額以上の日々変動するようになるので「積み立てても意味ないんじゃないか_」と思う時がくるのですが、絶対にそんなことはありません!淡々と積立を続けましょう!!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です