長期投資と長期旅行は似ている?共通点から学ぶ資産形成

長期投資と長期旅行――一見まったく関係ないように思えるこの2つですが、実は多くの共通点があります。計画性や継続力、そして予期せぬ出来事への対応力など、どちらも成功させるためには同じ考え方が役立ちます。この記事では、長期旅行の経験から学べる長期投資の極意を紹介します。

1. ゴールを明確にする

長期旅行では「どこへ行くのか」「どのくらいの期間旅をするのか」を決めることから始まります。長期投資も同じで、目標額や投資期間を設定することが第一歩です。
旅行の例:世界一周を1年かけて回る計画を立てる
投資の例:20年後に老後資金3,000万円を目指す

明確なゴールがあることで、計画や選択がぶれにくくなります。

ゴールはできるだけ「数値」と「期限」で明確にすることが大切です。投資なら「毎月5万円を20年間積み立てて、年利7%で運用し3,000万円を目指す」、旅行なら「2026年4月に出発して1年間で世界一周を達成する」など、具体的に設定しましょう。目標が明確だと、日々の選択がブレにくくなり、途中で迷ったときも軌道修正がしやすくなります。

ためお
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目標金額から逆算するという思考が大事です。お金はあればあるほどいいですが、最大化させようとすると、今の生活を犠牲にすることになります。

ためお
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今の幸福度✖️将来の安心が最大化するような割合で投資をしたいところです。そのためにも、いくら将来あれば安心か?をベースに年利7%程度で運用した場合の積立額を計算しましょう!

2. 計画と準備が成功を左右する

長期旅行では航空券の手配や宿泊先の確保、予算の配分が重要です。同様に、長期投資では資産配分(ポートフォリオ)や積立額、利用する証券口座の選定が成功のカギとなります。

どちらも「事前準備」が不十分だと、途中で計画が破綻してしまうリスクが高まります。

長期投資では「どの商品を買うか」だけでなく、「どれくらいのリスクを取るか」「見直しは何年ごとに行うか」まで事前に決めておくことが重要です。長期旅行も同じで、フライトや宿泊先の予約に加え、現地移動手段や海外保険、緊急連絡先なども準備しておくと安心です。準備の精度が高いほど、予想外の事態にも冷静に対応できます。

ためお
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想定しておくというのは非常に大事です。もっといえば、想定してルール化しておくこと。暴落がきても絶対に売らないというルールを作っておく。難しいのは買い増しの判断ですね。

ためお
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余剰資金を厚めにして暴落時に買い増ししようと考える人は多いのですが、いざ暴落が始まるとまだ下がる気がしてなかなか買えません。でぇ、そのまま買えずに回復するってパターンが多いです。なので、あらかじめN%下落したらX円だけ買い増しするとかルールを決めておく必要があります。

3. 小さな積み重ねが大きな成果に

旅行では毎日少しずつ観光地を巡ることで、気づけば多くの場所を訪れた達成感が得られます。投資では毎月の積立が、長期的には大きな資産形成につながります。

ポイント:「一気にやる」のではなく、「コツコツ続ける」ことが成果を生む共通の秘訣です。

積立投資は少額からでも始められ、長期間続けることで複利効果が最大限に働きます。1万円でも毎月コツコツと積み立てれば、10年後・20年後には驚くほどの成果になります。旅行も同じで、毎日少しずつ移動や観光を重ねることで、振り返ったときに「こんなにも多くの場所に行った」という達成感が得られます。どちらも「一度に全部やろうとしない」ことが長続きの秘訣です。

ためお
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「毎日少しずつ移動や観光を重ねる」という表現は我ながらちょっと無理があるなとは自覚しています。

4. 予期せぬ出来事に備える

長期旅行中は、天候不良や交通機関の遅延などのトラブルがつきもの。長期投資でも、相場の急落や経済危機は避けられません。

  • 旅行 → 予備日や予備費を用意する
  • 投資 → 現金比率や分散投資でリスクを軽減

どちらも「計画通りにいかない前提」で準備することが重要です。

長期旅行では、悪天候や遅延、体調不良といった予測不能のトラブルは避けられません。そのために予備日や予備費を設定しておくと安心です。長期投資でも、急な相場下落や経済危機に備えて、現金や低リスク資産を一定割合保有することが重要です。「計画通りにいかない前提」で準備しておくことで、焦らず対応でき、長期的な成功に繋がります。

ためお
ためお

ほんとこれは大事で。旅行でも沖縄とか台風がしょっちゅうくるので、飛行機の欠航リスクを鑑みて、旅行を早めに切り上げる判断や、振替対応の想定などはあらかじめ検討しておくことが大事です。

ためお
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投資も同じで、毎月積立額を捻出するのが生活スタイル的に難しくなってきた時に、余剰資金が少なくなる前に計画変更をしておいた方がいいですね。事前の想定&早めの計画変更が大事です。

5. 継続する意志が最終的な成果を決める

旅行も投資も、途中でやめてしまえば目標には到達できません。長期旅行では体力やモチベーションの維持が必要ですが、長期投資では相場の上下に一喜一憂せず続ける精神力が必要です。

途中での「休憩」はあっても、完全にやめないことが成功への近道です。

投資も旅行も、途中でやめてしまえば目標には到達できません。長期投資では、短期的な値動きに惑わされずに続ける精神力が求められます。長期旅行も、疲れやホームシックに打ち勝ちながら進み続けることでゴールにたどり着きます。「一時休憩」はあっても、「完全にやめない」ことが最大の成果につながる共通のポイントです。

ためお
ためお

何があっても市場に残り続けるということが重要です!


まとめ:旅も投資も「長期戦」を楽しむことが大切

長期旅行も長期投資も、ゴールまでの道のりは長く、時には退屈に感じることもあります。しかし、計画的に進め、小さな積み重ねを大切にし、予期せぬ出来事にも柔軟に対応すれば、必ず成果がついてきます。
「旅を楽しむように投資を楽しむ」――この心構えが、資産形成を長続きさせる最大のコツです。

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