無駄遣いを減らすには?浪費癖を直すためのマインドセットと仕組み

「気づけばお金がなくなっている」「買ったはいいけど使っていないものが多い」――そんな浪費癖は、放っておくと貯金ゼロ生活から抜け出せなくなります。浪費癖を直すには、意志の力だけでなく、考え方(マインドセット)と行動を変える仕組みが必要です。この記事では、その両面から解決策を紹介します。

浪費癖を直すためのマインドセット

1. 「お金は有限」という感覚を持つ

毎月の収入は限られており、その中で何にお金を使うかは自分で選べます。「安いから」「なんとなく欲しいから」という理由で買うのではなく、そのお金を別の使い道に回したときの価値を考える癖をつけましょう。

例えば、給料日から1週間で3万円使ってしまった場合、残り3週間は7万円でやりくりしなければなりません。この現実を数字で意識するために、月初に「使えるお金の総額」を紙やアプリで見える化すると効果的です。また、欲しい物を買う前に「これを買わなければ、そのお金で○○ができる」と具体的に置き換えて考えると、優先順位が自然に明確になります。

さらに、投資をするという前提ですが、「年利7%で運用した場合、20年後には4倍になる」と思うのもいい考え方です。

ためお
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5万円のものを買いたいけど、我慢してオルカンを買って放置したら20年後に20万円になると考えて、それでも今買う価値があると思えば買うという感じですね。

あとは、同額を投資するという制約をつけるというのも面白い考え方です。
欲しいものがある場合に、それと同額を用意してその分オルカンを買うというイメージです。例えば、5万円でNintendoSwitch2が買いたいのであれば、さらに5万円を用意してオルカンも5万円分買うという感じ。

2. 買い物の目的を明確にする

欲しいものができたら、「これは生活を良くするための必要な支出か?」と自問します。単なる一時的な欲求か、それとも長期的に価値をもたらす買い物かを区別することが大切です。

買い物をする際、「これは生活必需品か、それとも嗜好品か」をラベル分けする習慣をつけると浪費を防ぎやすくなります。たとえば、靴を新調する場合でも「今履いている靴が壊れて困っている」のか「新作が出て欲しくなっただけ」なのかで意味は大きく違います。目的を言語化するだけで衝動買いは大幅に減らせます。

一つ一つちゃんと自分の頭で考える習慣が大事です。
本当に自分に必要な出費なのか?見栄のための出費になっていないか?周りがみんな買っているから流されて買っていないか?常に自分の頭で自分に必要なものなのかどうかを見極めることが重要です。

ためお
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見栄のためにお金を使っていてはいくら稼いでも満たされません。その考え方から脱しましょ!

3. 「使わないお金」を最初に避難させる

お金は手元にあると使いたくなるもの。給料日になったらまず貯金や投資に回し、「使っていいお金」だけを生活用口座に残す習慣を持つと、浪費の誘惑が減ります。

これは「先取り貯金」とも呼ばれ、貯めるための王道テクニックです。例えば月給25万円なら、給料日当日に5万円を貯蓄専用口座や証券口座に移してしまいます。人は「残ったお金で生活する」より「余ったら貯金する」方が浪費しやすい傾向があります。避難させる口座は、すぐに引き出せない別銀行やネット証券にするとさらに効果的です。

ためお
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パーキンソンの法則ですね!人は枠が広がるとその枠を埋めたくなるというやつです。給料が増えたら増えた分まで使ってしまいますし、作業をする時間が普段より長く取れたとしても、長くなった時間内でフルに使って作業してしまうとかいうアレです。

浪費を防ぐための仕組みづくり

1. 予算をカテゴリー別に分ける

食費・娯楽費・交際費など、使い道ごとに上限額を設定します。家計簿アプリを使えば、リアルタイムで残額を確認でき、オーバーしそうなときにブレーキをかけられます。

「食費3万円、娯楽費1万円、交際費5,000円」などカテゴリーごとに上限を決め、超えないように管理します。家計簿アプリ(マネーフォワードME、Zaimなど)を使えば、自動で分類されるので手間が減ります。月末に余った金額は翌月に繰り越すか、貯金に回すルールを作ればモチベーションも維持しやすくなります。

ためお
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基本は先取り貯金です!振込先を分けてもらえる会社なら、貯金用(投資用)と生活費用に分けて振り込んでもらいましょう!無理な場合なら、住信SBIネット銀行の定額自動入金サービスを使いましょう!

定額自動入金サービスとは?

  • 他行の普通預金口座から、毎月決まった日に自動で指定金額を引き落とし、住信SBIネット銀行に入金してくれるサービスです。
  • 申込は住信SBIネット銀行のWEBサイトから可能で、引き落とし元銀行の口座番号などを登録します。
  • 手数料は無料です。

2. クレジットカードより現金またはデビットカード|賛否両論あり

クレジットカードは支払いが後になるため、使った実感が薄れます。現金やデビットカードなら、支払った瞬間に残高が減るので「使いすぎた感覚」をつかみやすくなります。

クレジットカードはポイント還元の魅力もありますが、使いすぎを防ぎたい場合は現金かデビットカードがおすすめです。デビットカードは即時引き落としのため、「残高=使えるお金」の意識が持てます。また、クレジットカードを使う場合でも、利用限度額を低めに設定しておくと浪費を防げます。

ためお
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大前提として、私はクレジットカード派なのですが、世の中には一定数クレジットカードだと不安という方もいらっしゃることは把握していますので、クレジットカードだと使い過ぎてしまう!という恐れがある方は、デビットカードにするという選択肢もありです。ただ、現金オンリーは支出管理が煩雑になるので家計管理をする上ではあまりおすすめはできないんですよね。

3. 欲しいものは「一晩寝かせる」ルール

衝動買いを防ぐために、欲しいものはすぐ買わず、少なくとも一晩は考える時間を取ります。多くの場合、「やっぱり必要ないかも」と冷静になれます。

人は感情が高ぶっているときに買い物を決断しやすい傾向があります。ネット通販の場合、カートに入れたまま24時間置くと、翌日には購買意欲が落ち着くケースが多いです。さらに、「一晩寝かせた後でも欲しい」と思えたら購入するルールにすれば、後悔する買い物が激減します。

ためお
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Amazonならほしいものリストに入れておくというのがいい方法ですね!一晩経って冷静になると、「なんであんなに欲しかったんだろう?」と思うことがよくあります。

まとめ

浪費癖を直すには、「お金の使い方を選ぶ意識」と「浪費しづらい環境」の両方が必要です。マインドセットで意識を変え、仕組みで行動を制限すれば、自然と無駄遣いは減っていきます。今日からできる小さな一歩を積み重ね、将来のためにお金を残す習慣を身につけましょう。

無駄遣いを減らすためには、感情や習慣に左右されない「仕組み化」がカギです。マインドセットはブレーキ、仕組みはハンドルの役割を果たします。この両輪がそろえば、浪費は自然に減っていき、無理なくお金が貯まる環境が作れます。

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