【実体験+α】投資を始めてよかったこと・後悔したこと10選

投資を始めると、理論で学ぶだけでは分からない「肌感覚」の学びが得られます。ここでは、私が2018年から株式投資を始め、実感した良かった点、そして後悔・失敗した点を10項目にまとめました。あなたの投資ライフの参考になれば幸いです。

投資を始めて良かったこと

1. 値動きに慣れて感情の揺さぶりが減った


表現が誤解を生みそうですが、投資信託を積立購入しているだけなので、上がっても下がってもラッキーなんですよね。上がったら評価額が増えてラッキー。下がったら購入単価が下がってラッキー。という感じです。

これは、インデックス投資特有のもので、個別の株を購入している場合は同じようには得られない感情だと思います。
インデックス投資は数百〜数千の株式を組み合わせた商品を購入しており、〜〜ショックみたいなものが起こって市場全体がさがったとしても歴史的に見れば株価は回復しているので慌てる必要はないと言えます。

仮に、オルカンを購入しているとして、そのオルカンに組み込まれた会社の5%が倒産したとします。しかし、オルカンは4半期(3ヶ月)に一度組み入れ銘柄の見直しがありますので、倒産した企業や株価が悪化し回復しない企業の株式は外され、代わりに株価が上がってきている企業の株式が組み入れられます。

総じて、オルカンなどの指数に連動する商品を購入している(=インデックス投資をしている)のであれば、放置していれば勝手に評価額は回復すると期待できます。そのため、株価(投資信託の評価額)が下がったとしても、積立購入をしているので逆に購入単価が下がる(=同じ金額でたくさん購入できる)ので嬉しいですし、株価が上がる場合は保有している投資信託の評価額が上がるので資産が増えているように感じる、というわけです。

2. 銘柄の相対評価や買い時の判断力が磨かれた

買い時の判断力が磨かれたと思った時期もありますが、結局は積立購入しか勝たんなんです。

アクティブ投資の9割はインデックスに劣後しているので、よほどの天才ではない限りインデックス投資に毎月積立が最強ってことに気づきました。

インデックス投資において重要なのは手数料です。信託報酬が10年後、20年後のリターンにダイレクトに影響するので、手数料が少ないものを選ぶのが重要。その上での話ですが、今やオルカンやS&P500の手数料はかなり低くなってきており、オルカンであれば0.0557%くらいまで下がってきています。(隠れコストは除く)

仮に1,000万円保有していたとしても、年間でかかる信託報酬が5,570円程度なので、非常に手数料が安価であると言えます。

また、買い時についても素人のタイミング投資は運に左右されているだけなので、おとなしくドルコスト平均法にしたがって積立投資をしておくのが最適だと気づきました。

ドルコスト平均法とは、毎月一定額株式(投資信託)を購入することを指します。金額を固定することで、株価が安い時には多くの数量購入し、株価が高い時には少ない数量に抑えることができます。

3. 不労所得・配当金を受け取れる喜び

「給料以外にも配当が入る感覚が心のゆとりになった」というのはあります。楽天SCHDも趣味枠で購入していますが、分配金があるとそれだけでちょっと嬉しいものです。定期的な配当は投資成果を実感しやすいメリットがありますね。

なお、分配金は結局楽天銀行の口座に入り、それは次回の積立に回るので、結局は・・・。

4. 投資を通じて人生設計・家計意識が変わった

「先に貯蓄・投資を確保して、残りで生活する」スタイルに切り替えました。
今までは将来に不安を抱えながら、余ったら貯金って感じでしたけど、投資をしつつ節約と家計管理をするようになり、生活が安定してきた気がします。

博打的な投機から、資産形成のための投資に切り替えることができたことが大きいように思えます。もともとはFXから投資(投機)の世界に入ったので、それが当たり前だと思っていましたが、インデックス投資と出会って世界が変わりました。

最初は、「年利7%なんて全然増えない、100万円投資しても1年で7万円しか増えない」と思っていましたが、これがいかに凄いことかと、また、継続することでリターンはどんどん増えていくということに気づけたことが大きかったように思います。

5. 長期で継続する意志力・視点が育った

「投資を通して人生に選択肢が増えた」「時間をかけて資産を育てる視点を得られた」これらの実感もあります。

今までは、60歳まで働いて、65歳までは再雇用。
それまでに貯金をして退職金と貯金でなんとか死ぬまで取り崩しつつやりくりというイメージがぼんやりありましたが、投資を行うことで資産を形成できれば、早期退職などの選択肢も見えてきました。

もちろん、今の段階ではまだまだ先行きは不透明ですが、歴史的に7%リターンが見込めるオルカンに投資することで、将来の資産の想定もしやすくなり、今後のライフスタイルの変化もありますが不安も減ったように思えます。

投資をして後悔したこと・失敗

6. 過度なリスク・個別株への手出しで痛い目を見る

実は、2018年からの株式投資の前は、大学生時代からFXをやっていました。

当時は金融庁によるレバレッジ制限もなく、レバレッジ100倍とかの時代。1万円あれば100万円分のドルが買えてしまうという世界でした。

リーマンショックでは数円一気に動いて強制ロスカットされたという2ch記事がありましたが、そんな時代を微妙な損益で終えられたことで個別株は危ないって感覚になり、投資信託しか手を出してないです。

7. つみたてNISAでもマイナスになり、途中で辞めた後悔

「3年間積み立てたがマイナスになり辞めてしまった。続ければよかった」これは、こんな声を聞いたことがある程度で、実体験ではないのですが、コロナショックとか、トランプ関税ショックなどで損切りしてしまったという記事を見ることがあります。

もちろん、個別株の場合はあらかじめ損切りラインを決めておいて、そのラインに来たらポジションを手仕舞いする必要があるため、後悔しているという人の中には客観的にみて正しい判断をしたと思われる方もいるかもしれません。ですが、一度そういったことを経験してしまうと、再度投資をしようという気持ちにはなれないものです。

個人的には個別株ではなく、インデックス投資をおすすめします。

8. 利益率が実際には低く、税金で目減りする現実

実質的な利回りは大事です。

投資信託の場合は信託報酬などの手数料が最終的なリターンに与える影響が非常に大きいため、信託報酬ができるだけ少ない商品に投資をするよう心がけたいものです。

たかが1%の手数料の差であったとしても、20年後には大きな差になります。

9. 下落局面で投資をやめたくなり継続できなかった


これ、投資を始めたばかりの時はありました。今は定期積立設定で放置しているので設定を解除しない限りは投資を辞めるってことはありえないので、どんな暴落があっても投資をやめるってことはないです

ですが、投資を始めたばかりの頃は、手動でぽちぽちやっていたので、損失が出てくると、次も損失がでるんじゃないか?って思うと怖くて投資できないって言う時期がありました。

ひたすら買い続けるだけで損切りは不要、持ち続けるだけでいずれ時が経てば資産が勝手に増えるという魔法みたいなインデックス投資と出会えなければ、もしかしたら今も同じ状況だったかもと思うとちょっと怖くなりますね。

10.インデックス投資を始めたのが遅かった

これが一番の後悔ですね。
インデックス投資にもっと早く出会って、もっと早くから投資をしていれば、時間を有効に使えたのにという気持ちが最も強いです。

正直、このブログを始めたきっかけも、職場の若い子達が全然投資に興味がなくて、口座開設はしたのにまだ買ってないとか、機会損失でもったいないと思ったことがきっかけです。

なので、もしこの記事を読んでくれた20代の方がいたら、楽天証券orSBI証券の好きな方で100円からでもできるので、インデックス投資をNISA枠で始めてください。

結論:投資は早く始めよう!

投資には「良かったこと」も「後悔したこと」も必ずついてきます。しかし、失敗から学ぶことで、次に活かすことができます。良かった点からは視点・知識・モチベーションを、後悔からはリスク管理・方針の明確化・継続力の重要性を学べます。

完璧な投資は存在しません。自分なりのルールを持ち、試行錯誤しながら継続していくことが、長期的な成功につながる鍵です。

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