インデックス投資家必見!株価最高値更新時に絶対やるべき5つの行動

インデックス投資をしていると、株価が最高値を更新する瞬間に立ち会うことがあります。そんな時、多くの人は「今が売り時では?」「暴落が来るかも」と不安や欲望に揺さぶられます。しかし、インデックス投資の本質は「長期・分散・積立」。最高値を更新した時こそ、冷静に行動することが重要です。この記事では、インデックス投資家が最高値更新に直面したときに取るべき5つの行動を解説します。

1. 売らずに持ち続ける

インデックス投資は「市場の成長を丸ごと享受する」投資法です。最高値更新はあくまで通過点に過ぎません。過去の株式市場の歴史を振り返ると、何度も最高値を更新してきました。もしそのたびに売却していたら、長期的な複利効果を享受できず、大きなリターンを逃すことになります。焦らず、保有を続けることが最大の武器です。

短期的には株価が乱高下しますが、長期的に見れば世界経済は成長を続けており、その成果がインデックスの上昇として反映されてきました。もし株価が高騰した時に売却してしまえば、未来の成長を取りこぼすことになります

例えば、S&P500は過去数十年で何度も暴落を経験しましたが、時間が経つと必ず過去の最高値を更新してきました。これは「経済全体が成長を続ける限り、株式市場も長期的に上昇する」という歴史的な事実を示しています。最高値で売却してしまえば、その後の回復やさらに上のリターンを享受できず、結果的に資産形成のスピードを落としてしまうのです。

また、インデックス投資で得られる最大のメリットは複利効果です。配当や値上がり益を再投資することで「利益が利益を生む」サイクルが働き、長期では想像以上のリターンにつながります。しかし、途中で売却してしまうと、この複利の連鎖が途切れてしまいます。つまり、「持ち続ける」というシンプルな行動こそが、最も効率的に資産を増やす方法なのです。

一時的な利益確定は安心感をもたらすかもしれませんが、それは同時に「将来の大きなリターンを失うリスク」でもあります。インデックス投資家にとって大切なのは、市場の上下に動揺せず、未来の成長を信じて持ち続ける姿勢です。売らずに持ち続けることこそが、最終的に資産形成で成功するための最もシンプルで強力な戦略なのです。

ためお
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売らずに保有し続けることで最も簡単なことは、売り方を調べないということですね!私の友人で、口座開設はして積立設定だけしたけど、売り方がわからないから売れないって笑ってる人いました。

2. 積立を止めない

「最高値だから一旦お休みしよう」と積立を止めてしまうのはNGです。最高値を更新した直後でも、さらに伸び続けるケースは歴史的に何度もあります。積立投資の強みは「価格が高い時も安い時も淡々と続けること」。相場の上下に左右されず積立を継続することで、平均取得単価をならし、将来のリターンを安定させることができます。

インデックス投資の最大の強みは「時間を味方につけられる」ことです。そのために欠かせないのが積立を継続することです。どんなに優れた投資先を選んでも、相場が上がった時に止めたり、下がった時に怖くなって中断してしまえば、長期的な成果を得ることはできません。

積立を継続することで得られる代表的なメリットはドルコスト平均法です。相場が高いときには少しだけ買い、相場が安いときには多く買う。これを繰り返すことで、平均購入単価が平準化され、長期的にみると大きな価格変動のリスクを抑えることができます。

ためお
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ドルコスト平均法は投資界隈でよく聞く言葉なので、初めて聞いたという方は覚えておいてくださいね!めっちゃ重要です!!

また、積立を続けることは「相場に居続ける」ことを意味します。投資の世界では「稲妻が輝く瞬間に居合わせることが大切」と言われます。これは、市場の長期的なリターンの多くが、ごく限られた急騰の数日間に集中しているという事実からきています。もし積立を止めて市場から離れてしまえば、その貴重な瞬間を逃してしまう可能性があるのです。

さらに、積立を継続することは投資家の感情コントロールにも役立ちます。相場の急落時には「投資をやめたい」と感じがちですが、自動積立を設定しておけば機械的に購入が続きます。これにより感情に左右されることなく、長期的に合理的な投資行動を維持できます。

積立をやめてしまうと、その瞬間から「時間」という最大の武器を失ってしまいます。小額でもコツコツと続けることが、将来の大きなリターンにつながるのです。インデックス投資においては、相場の上下に惑わされず、「淡々と積立を継続すること」こそが最もシンプルで強力な戦略なのです。

3. 感情ではなくルールで投資を続ける

最高値更新のニュースは投資家の感情を大きく揺さぶります。しかし、投資で最も避けるべきは「感情で判断すること」です。あらかじめ「毎月いくら積立」「長期保有を前提」といったルールを定めておけば、市場が最高値でも暴落時でも迷わず行動できます。感情ではなくルールに従う仕組みを持つことが成功への近道です。

投資において最大の敵は「相場」ではなく自分の感情です。株価が急落すれば恐怖で売りたくなり、株価が高騰すれば欲望で買い増したくなる――こうした感情に基づく判断は、多くの場合、合理的な投資判断を歪めてしまいます。インデックス投資は長期・分散・積立を軸とする手法であり、一時的な感情で売買を繰り返すと本来のメリットを失ってしまいます。

そこで重要なのがルールをあらかじめ決めて、それに従うことです。例えば「毎月一定額を積立する」「10年以上は売却しない」「リバランスは年1回だけ行う」といったルールを明文化し、自動化できる部分は自動化する。これにより、相場の変動に振り回されず、冷静に投資を継続することができます。

ためお
ためお

①ルールを決めて、②絶対にルールを守る、この2点だけできれば投資に勝てます!

特にインデックス投資では、短期的な値動きに意味を持たせる必要はありません。市場全体の成長に乗り続けることが目的だからです。ルールを守り続けることで、たとえ暴落や高騰があっても「自分はルールに従っている」という安心感が生まれ、感情に振り回されるリスクを大幅に下げることができます

歴史的に見ても、リーマンショックやコロナショックのような急落局面で感情に従って売却した人は、その後の急回復の恩恵を受けられませんでした。一方で、ルール通り積立を継続した人は暴落時に安く多く買えたため、その後の回復で大きなリターンを得られています。

つまり、感情に流されず、ルールを設定し、そのルールを愚直に守り続けることこそが、インデックス投資を成功に導く最大の秘訣なのです。

ためお
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自分の判断が介在すると、投資で損失が出た時に「自分の判断が間違っていた」ということなっちゃいます。これって結構メンタルに来るんですよ。ほんときつい。

ためお
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ただ、ルールを決めてルール通りにやれば、悪いのは自分の判断ではなくルールが悪いと責任転嫁できます。なので、メンタルにきません。なんなら、自動積立設定にしておけば、購入すら自分の手でやらなくていいので、より責任を放棄できます。

ためお
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一見むちゃくちゃなことを言っていますが、トレードで負け続けた人はわかってくれるひといるんじゃないかなぁ・・・

4. リバランスのタイミングを確認する

最高値を更新すると株式比率が大きく膨らむ場合があります。そんな時は「売却」ではなく「リバランス」で対応しましょう。例えば株式比率が80%に膨らんでいたら、債券や現金を増やしてリスクを調整する、といった方法です。ただし、リバランスは感覚で行うのではなく「年1回」「一定の乖離が出たら」といったルールに基づいて行うことが重要です。

ためお
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リバランスもルールが必要です!値頃感でリバランスをすることは、値頃感で投資していると同じです。

インデックス投資では「長期・分散・積立」が基本ですが、その中で資産配分を守るために欠かせないのがリバランスです。リバランスとは、あらかじめ決めた資産配分(例えば株式70%、債券30%)が相場の変動で崩れたときに、再び元の比率に戻す作業を指します

例えば株式市場が好調で株価が大きく上がると、株式の比率が80%、90%と増えてしまうことがあります。この状態はリスクの取りすぎにつながります。逆に株式が下落したときには、債券の比率が高まり「守り」に偏りすぎてしまうこともあります。こうした偏りを放置すると、自分のリスク許容度から外れた運用になってしまい、計画通りの資産形成ができなくなるのです。

リバランスを行うことで、リスクを適切にコントロールしながら、長期的に安定した運用を続けることが可能になります。例えば株式が高騰して比率が増えた場合には一部を売却して債券に回す、逆に株式が大きく下落した場合には債券を売って株式を買い増す――このように「高値で売り、安値で買う」仕組みを自然と実現できるのもリバランスのメリットです。

ただし、リバランスを「値頃感」で判断するのは危険です。「株価が高いから売る」といった感情的な判断ではなく、一定の期間ごと(例:年1回、半年に1回)や、比率が目標から±5%以上ずれたときなど、明確なルールを決めて機械的に行うのが理想です。

リバランスは地味な作業ですが、長期投資においては欠かせないリスク管理の手段です。売却して利益を確定するためではなく、あくまで自分の投資方針を維持するための調整として位置づけることが大切です。

ためお
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私は毎年1月1日にやると決めています!(決めたのは今年の1月1日です・・・)

リバランスの考え方として、割合ではなく定額で考える方法があります。そもそも、現金と株式(投資信託)のみのシンプルなポートフォリオにして、現金を定額で200万円維持というやり方です。

これはyoutuberのがまぐちさんやS&P500最強伝説さんがやっていますが、収入があるたびに現金200万円を残してS&P500(などの投資信託、ETF)の購入に充てるというやり方です。


このメリットとしては、200万円の生活防衛資金兼日常生活資金を残して他は全力で投資ができることです。市場にお金を置いておく期間が長ければリターンの期待値も大きくなるので、全力で投資をしたいという方は「手元に置いておく金額を定額で決めておいて、残りは即投資するという考え方もあるということを覚えておいてください。

5. 過去の歴史から学ぶ

最高値更新は決して珍しい出来事ではありません。米国株式市場は、暴落や景気後退を経ても、長期的には常に最高値を更新し続けてきました。つまり、最高値は「終わり」ではなく「通過点」であり、将来のさらなる成長のサインでもあります。歴史を学ぶことで「また暴落が来るのでは」という不安を和らげ、長期投資を続ける勇気を持つことができます。

投資は常に「未来」に対する行動ですが、未来を見通す唯一の手がかりは「過去=歴史」です。株式市場には何度もバブルや暴落が訪れていますが、そのたびに市場は回復し、長期的には右肩上がりの成長を続けてきました。この歴史を学ぶことは、投資家が感情に流されず冷静な判断をするための最大の武器になります。

例えば、1929年の世界恐慌、2000年のITバブル崩壊、2008年のリーマンショック、2020年のコロナショック――いずれも市場は短期的には大暴落しました。しかし時間が経つと、それらの危機を乗り越えて過去最高値を更新しています。つまり「暴落は永遠に続かない」「市場は回復する」というのが歴史の示す真実です。

一方で、歴史は「人間の行動が繰り返される」ことも教えてくれます。恐怖で売られる局面、欲望で買われすぎる局面、群集心理によるバブル――これらは何度も繰り返されてきました。歴史を知っていれば、「今回も同じように感情に振り回されているだけだ」と気づき、冷静に行動できるのです。

さらに、歴史を学ぶことで長期投資の優位性も理解できます。どの時点で投資を始めても、15年以上の長期投資期間を取れば成績はプラスになってきた、という事実があります。これは一時的な値動きよりも「時間」が投資成果を決めることを示しており、積立投資を継続する勇気を与えてくれます。

投資において歴史を学ぶとは、単なる知識を得ることではなく、自分の感情を制御するための土台を築くことです。過去の暴落と回復のパターンを知っていれば、次に市場が荒れたときも「歴史は繰り返す、いずれ回復する」と信じて行動を続けられるでしょう。

ためお
ためお

歴史は繰り返すので、最高値更新の後には遅かれ早かれ暴落がきます。ですが、その後また最高値更新がきます。来ると信じて人類の未来に投資をします。

まとめ:最高値は「ゴール」ではなく「通過点」

インデックス投資家にとって、株価の最高値更新は喜ばしいニュースですが、それに惑わされて行動を変える必要はありません。やるべきことは、売らずに持ち続けること、積立を止めないこと、ルールを守ること、リバランスでリスクを調整すること、そして歴史から学ぶこと。最高値は投資家を試すイベントですが、冷静に対応できるかどうかで将来の資産形成の結果が大きく変わります。

ためお
ためお

淡々と積立を続け、複利の力を信じていきましょう。

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