宝くじは夢があるけど「期待値」はマイナス
宝くじ1等が当たれば、確かに一瞬で億万長者です。しかし、統計的に見ると1等が当たる確率はおよそ2,000万分の1。ジャンボ宝くじで1等+前後賞が当たる確率はさらに低くなります。
さらに、宝くじは購入金額の半分近くが胴元(自治体)に差し引かれ、残りが当選金や経費に充てられる仕組みのため、長期的に見れば買えば買うほどお金は減っていく「負けゲーム」です。
毎月3万円投資の「期待値」はプラス
一方、投資信託などを通じた株式市場への長期投資は、過去のデータから平均年利4〜7%程度のリターンが見込めます。もちろん価格変動のリスクはありますが、宝くじのように「買えば必ず減る」という性質ではなく、長期的に資産が増える可能性が高いゲームです。
20年間、毎月3万円を投資した場合のシミュレーション
ここでは、年利5%で運用できた場合のシミュレーションをしてみます。
- 毎月の投資額:3万円
- 投資期間:20年(240ヶ月)
- 年利:5%(複利)
計算すると…
最終的な評価額:約1,236万円(元本720万円+運用益516万円)になります。
宝くじと投資の「リスクの質」の違い
宝くじのリスクは「ほぼ確実に当たらない」という発生確率型リスクです。投資のリスクは「短期的には減ることもあるが、長期的には増える傾向が強い」という価格変動型リスクです。
宝くじは1度外れれば終わりですが、投資は続けていく限りチャンスが何度もあるのが大きな違いです。
毎月3万円投資がもたらす「習慣化」の力
- 自動積立にすれば、感情に左右されずに継続できる
- 少額から始められるので心理的ハードルが低い
- 長期的に見ると複利効果が大きく働く
宝くじは「運を買う」だけですが、投資はお金を働かせる仕組みを持つことができます。
まとめ:夢は宝くじよりも投資でつかもう
宝くじは一発逆転の夢がありますが、現実的な資産形成には向きません。毎月3万円を投資に回す方が、高い確率で将来の資産を増やせる堅実な方法です。
未来の自分のために、今日から自動積立をスタートしてみましょう。「運を天に任せる」より、「お金に働いてもらう」方が、ずっと確実に夢に近づけます。

とはいえ、宝くじがあたるかなー?というドキドキ感を楽しむものとしてはいいエンタメだと思います。

資産運用はNISAで、エンタメとして宝くじを楽しむという感じで目的を分けて楽しみましょう!