ネット証券の二大巨頭である「楽天証券」と「SBI証券」。どちらも人気が高く、多くの投資家が利用しています。しかし、具体的にどちらを選ぶべきか悩む方も多いでしょう。
本記事では、新NISAで投資を行うことを前提として、楽天証券とSBI証券をさまざまな視点で徹底比較し、あなたに最適な証券会社を見つける手助けをします。
新NISAには楽天証券、SBI証券ともに対応しており、差が生まれる項目ではないので特に触れてないです。

楽天証券押しなので、結構バイアスかかってます!
取扱商品
証券会社 | 国内株 | 米国株 | 投資信託 | IPO | 債券 | FX | CFD | 金・プラチナ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
楽天証券 | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ◎ | ○ | ◎ |
SBI証券 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |

取り扱いラインナップはSBI証券のほうが豊富です。新NISAをするだけであればどちらも十分なラインナップでなのでこれで優劣は決まりません。
手数料(国内株式・米国株式)
国内株式手数料(スタンダードプラン)
証券会社 | 5万円以下 | 10万円以下 | 50万円以下 | 100万円以下 |
---|---|---|---|---|
楽天証券 | 55円 | 99円 | 275円 | 535円 |
SBI証券 | 55円 | 99円 | 275円 | 535円 |

楽天証券、SBI証券ともに、条件を満たせば国内株式取扱手数料を0円にすることができます。
一応、手数料がかかった場合はこの金額がかかるということで記憶にとどめておいてください。
米国株式手数料
証券会社 | 取引手数料 | 為替手数料/1ドルあたり |
---|---|---|
楽天証券 | 約定代金の0.495%(上限22米ドル) | 0銭 |
SBI証券 | 約定代金の0.495%(上限22米ドル) | 0銭 |

他の証券会社の場合、為替手数料は25銭程度かかるのが一般的です。
ポイント投資
証券会社 | ポイント投資 | ポイント還元率 |
---|---|---|
楽天証券 | 楽天ポイント | 0.5%〜1.0% |
SBI証券 | Vポイント・Ponta | 0.5%~3.0% |
- 楽天証券の強み:楽天ポイントを使って投資ができる。
- SBI証券の強み:複数のポイントに対応し、使い分けが可能。

楽天証券は楽天経済圏が強すぎます。VポイントとPontaも悪くないのですが、そのほかのサービスとの親和性というかそれぞれが独立しているというイメージ。
一見すると、SBI証券のポイント還元率が非常に高く見えますが、これにはカラクリがあります。

SBI証券のHPにあった画像を引用しましたが、SBI証券でクレジットカード積立でポイントをもらうには、そのクレジットカードで一定額以上決済をする必要があります。
また、その決済金額にはクレジットカードの積立額は含まれないので、普段の生活費などで決済する必要があります。

三井住友カード(NL)は年会費無料ですが、還元率が0.5%です。同条件であれば還元率1.0%の楽天カードでいいかなとか思ってしまいます。
年間100万円以上決済すると、三井住友ゴールドカード(NL)の年会費が永年無料になりますが、この還元率も0.5%なんですよね。
また、ゴールドだったとしても年間10万円以上決済してやっと0.75%のポイント付与です。(ノーマルは0.5%)
還元率が低くてメインカードにしたくないけど、最低10万円は1年間に使わないとクレジットカード積立でポイントが一切もらえなくなるという点が絶妙ですね。

楽天であれば決済額関係なくもらえるポイントはカードの色に依存します。
個人的には、投資に時間や手間をかけたくないという思いがあります。
めちゃくちゃ苦労して100点を目指すよりも、すっっごく少ない手間で80点を取れるのであれば80点でいいやんという精神です。
なので、年間10万は何かに使わないとっと思いあながらクレジットカードを使い分けるくらいなら、楽天カードでいいやんって思います。
アプリ・ツールの使いやすさ
証券会社 | スマホアプリ | トレードツール |
---|---|---|
楽天証券 | iSPEED | 楽天マーケットスピード |
SBI証券 | SBI証券アプリ | HYPER SBI |
- 楽天証券の強み:初心者向けの操作がしやすく、シンプル。
- SBI証券の強み:HYPER SBIが高機能で、デイトレード向け。

新NISAで投資を行う前提であれば、一度積み立て設定をして放置となります。
NISAの最適解は優良な投資信託をドルコスト平均法で毎月購入することです。
そのため、最初だけ頑張ればいいので、操作性はそこまで重視しなくてもいいでしょう。
両方を使っている身からすると、楽天証券が見やすいというのは確かにその通りだなと思います。
今でこそ慣れましたが、SBI証券はスマホで見ても文字が小さくでみづらいし、自分の資産の評価額がどこに行けば見えるのかがごちゃごちゃしててわかりづらいです。

スマホからログインして、一番最初の画面を楽天証券とSBI証券で比較してみました。
個人情報が含まれている部分は黒塗りにしていますが、楽天証券の場合は黒塗りの部分に資産の評価額が出てきます。
対して、SBI証券は上の方にボタンがいっぱいあるし、スマホだから押しづらいし、確認すべき書面が129件あるし(これは自分の責任)、ちょっとみづらいですね。

アプリは両方とも使っていないので使用感は不明です。
総合評価:どっちを選ぶべき?
楽天証券が向いている人
✅ 楽天経済圏を活用したい人
✅ 初心者で使いやすいツールを求めている人
✅ 楽天カード決済でポイントを貯めながら投資したい人

楽天証券で後悔したって話を聞いたことがないので、とりあえず楽天証券にしておいてOK!
SBI証券が向いている人
✅ IPOや債券投資も視野に入れている人
✅ 米国株の為替コストを抑えたい人
✅ 高機能な取引ツールを使いたい人

旧NISAの時は、SBI証券でやってました。特定口座でデイトレードもしたいという方はSBI証券のほうがいいかもしれないですね!
まとめ:楽天証券 vs SBI証券 徹底比較!あなたに最適なのはどっち?
楽天証券とSBI証券にはそれぞれメリットがあり、投資スタイルによって選ぶべき証券会社が変わります。楽天経済圏を活用したいなら楽天証券、幅広い商品を重視するならSBI証券がオススメです。
どちらの証券会社も無料で口座開設できるので、迷ったら両方開設して比較するのもアリです!

迷ったら両方はマジでありです。私は両方持っています。