なぜ積立投資なのか?初心者でも成功する理由

投資と聞くと、難しそう、リスクが高い、お金が必要…そんなイメージを持っていませんか?実は、初心者でも簡単に始められ、長期的に成功しやすい方法があります。

それが「積立投資」です。この記事では、積立投資がなぜ初心者におすすめなのか、その理由をわかりやすく解説します。

1. 積立投資とは?初心者でもわかる基本

積立投資とは、毎月一定額をコツコツと投資に回す方法です。

例えば、毎月1.8万円を年利5%の投資信託に35年間積み立てることで、運用総額は2,000万円になります。

このように、定期的に一定額を淡々と積み立てることで、長期的に資産を増やしていくことができます。一度に大きな金額を用意する必要がなく、少額から始められるのが特徴です。

2. 初心者でも成功しやすい3つの理由

2.1 少額から始められる

積立投資は、月々数千円から始めることができます。

まとまった資金がなくても、日常生活に影響を与えずに投資を始められるため、初心者にとってハードルが低いです。

楽天証券やSBI証券の投資信託であれば、月々100円から始められるものもあります。

2.2 タイミングを選ばない

一度にまとめて投資する場合、相場のタイミングを見極める必要がありますが、積立投資は「ドルコスト平均法」という仕組みで、価格が安いときは多く、高いときは少なく購入できます。これにより、市場の変動に左右されにくくなります。

前提として、相場の未来は誰にも読むことはできません。

特定の株価が明日上がるか、下がるかということはインサイダーでない限りは誰にもわかりません。

ただ、明日の株価はわからないですが、歴史的に考えると、15年後〜20年後の株価はきっと今よりも上がっている。

だから極端な話、明日上がっていようと、明日下がっていようと、20年後には上がっている(はず)なんだから、今日買って問題ないという考え方です。

2.3 長期投資でリスクを分散

積立投資は長期的な視点で行うため、短期的な市場の変動に一喜一憂する必要がありません。時間をかけて資産を育てることで、リスクを分散し、安定したリターンを目指せます。

リスクとは、値動きの幅のことです。日常生活で使うリスクという言葉は、危険に近いニュアンスがありますが、投資の世界のリスクは値幅のこと。リスクが高いということは大きく儲かる可能性もあれば、大きく損をする危険性もあるということです。

リスクを分散するということは、大きく増えもしなければ、大きく減ることもないということを指します。

これは前提として、世界はより良い方向に成長しているという期待があります。

20年後には世界経済は今よりも良くなっていて、全世界の株価は今よりも上昇していると歴史的に見て信じられるから、短期的な値幅(リスク)を抑えて、安定的に富を増やしていきたいという期待を込めてリスクを分散し、安定したリターンを狙っています。

3. 積立投資の具体的な始め方

積立投資を始めるには、以下のステップを踏むのがおすすめです。

  1. 楽天証券の口座を開設する
  2. 投資対象(オルカンorS&P500)を選ぶ
  3. 毎月の積立金額と期間を設定する
  4. 支払い方法に楽天カードを設定
  5. 年1の頻度でリバランスを行う
将来の不安を解消する!新卒2年目から始める資産形成術

より詳細な手順については、こちらの記事でも解説しています。

4. 積立投資で失敗しないためのポイント

積立投資は初心者向きですが、以下のポイントを押さえることでより成功しやすくなります。

  • 長期的な視点を持つ(10年、20年単位で考える)
  • 何に投資しているか?を正しく理解する
  • 生活費に影響しない範囲で積立額を設定する

サラッと書いていますが、この3つは本当に重要です。

長期的な視点を持つ(10年、20年単位で考える)

積立投資は長期投資前提です。歴史的にみたら15年間保有すればどの区間を切り取ってもプラスになっています。

しかし、年齢が若いのであれば、20年以上は投資する前提で考えておいたほうがより安全です。

マネブー
マネブー

インデックス投資する分は老後資金と割り切ってしまうほうが精神的に楽です!

何に投資しているか?を正しく理解する

積立投資で一体何に投資しているかわかりますか?

投資信託を購入するのだから、投資信託に投資している。と思ったら、間違いではないですけど、本質は捉えきれていないです。

オルカンやS&P500に投資をすることの本質は、「人類の未来に投資する」ということなんです。

これまで、人類の発展にともなって株価は成長してきました。

人は常により良いものを求めます。世界は常に成長していきます。世界の成長に伴って世界の企業の株価は年々増加しています。

我々には未来を見る力はないので、「どの企業が20年後に生き残っているか」ということはわかりません。

マネブー
マネブー

20年後はトヨタですら残っているか、、、絶対はないですよね。

ですが、世界のTOP2,600企業に投資し、1年に1回程度の頻度で投資対象を見直すことで、世界の成長の果実を得ることができます。

著名な投資家であるジョン・C・ボーグル(John C. Bogle)は「市場の中で特定の銘柄を探し出して勝とうとするのは、藁の中から針を探すようなものだ。それよりも、藁(=市場全体)をすべて買ったほうが賢明だ。」という趣旨の発言をしています。

まさにこの通りだと思います。

成長する企業を探すのではなく、市場全体を買うことで、最高リターンとまではいきませんが、着実に世界全体の成長の恩恵を受けることができます。

生活費に影響しない範囲で積立額を設定する

インデックス投資の本当の恩恵を受けられるのは、基本的に20年後 です。

そのため、「今の生活をギリギリまで切り詰めて投資を増やす」というのは、目先の生活を豊かにする方法ではありません。

投資を始めたばかりで熱量が高いうちは、「節約を徹底して投資額を増やそう!」と考えるかもしれません。しかし、無理をし続けるのは難しく、途中で投資をやめてしまう可能性もあります。

一方で、無理のない節約で生活費を浮かせ、その分を投資に回すのであれば、ストレスなく資産形成を続けられます

投資のリターンは、次の3つの要素で決まります。

  1. 投資額
  2. 運用期間
  3. 年利(リターン)

若いほど「運用期間」は長く取れますが、年齢を重ねるとその分短くなります。


また、「年利」は自分でコントロールできません。たとえば、オルカンの直近10年の平均リターンは約9%、S&P500は約13% ですが、今後も同じ水準になるとは限りません。

さらに、多くのアクティブファンド(投資信託)はインデックス投資に勝てないと言われており、それ以上のリターンを求めるのは現実的ではありません。

つまり、今すぐ自分がコントロールできるのは「投資額」だけ です。

もちろん、投資額が多ければ多いほどリターンも増えます。しかし、大事なのは無理のない範囲で積立額を決めること
長く続けられる投資計画を立て、将来に向けてコツコツ積み立てていきましょう。

5. まとめ:積立投資で未来の自分に投資しよう

積立投資は、初心者でも少額から始められ、長期的に資産を増やせる最適な方法です。

一度始めてしまえば、あとは自動的に資産が増えていくので、忙しい人にもぴったり。ぜひ今日から始めて、未来の自分への投資をスタートさせましょう!

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